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知音ネット句会


知音ネット句会は、遠方にお住まいの方、あるいはさまざまなご事情で知音の句会に参加できない方などに、ネット上で句会の楽しさを体験していただくための取組みです。
新型コロナウィルス感染予防のため外出を控えている方も是非ご参加ください。

■ご参加条件

①知音の誌友でない方は、知音の誌友(年会費15,600円)になってください。
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②知音ネット句会にご登録ください。
知音ネット句会の入会フォームはこちら

■句会の流れ

①夏雲システムを使用しております。

②毎月10日に、西村和子先生による選句、同人による講評が発表されます。

■参加費

1,000円/1ヶ月(1ヶ月に10句まで投句できます。)
※別途、知音誌友年会費 15,600円
【お問い合わせはこちらまで】
haiku※chi-in.jp
(※ は @ に置き換えて下さい)
お申込みされた方には、こちらからご連絡を差し上げます。


選者・講評者紹介:

■選者・西村和子(知音代表)

 

 

 

 

 

■講評者

同人・高橋桃衣

 

 

 

1953年神奈川生。
第5回知音賞。
俳人協会幹事。知音編集長。
句集『ラムネ玉』『破墨』『自註高橋桃衣集』。

 

同人・中田無麓

 

 

 

1957年大阪府守口市生。1999年知音入会。
2001年知音同人。
俳人協会関西支部幹事。

 

同人・井出野浩貴

 

 

 

1965年埼玉県生。
第2回青炎賞。第10回知音賞。
俳人協会幹事。
句集『驢馬つれて』により第38回俳人協会新人賞。

 

同人・松枝真理子

 

 

 

1970年愛知県生。
第1回青炎賞。
第3回俳人協会新鋭評論賞準賞。
俳人協会幹事。
句集『薔薇の芽』

 

 

 

ネット句会結果

2024年3月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 無造作といふ巻き方も春ショール 箱守田鶴 防寒具で寒さを凌いでいた冬とは違い、春はショールのあしらい方も人それぞれ。ふわっと軽く、おしゃれに、あるいは何ということもなく肩に。 朝晩は冷えても昼間 ... "2024年3月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2024年2月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 安政の天守令和の煤払ふ 松井洋子 江戸時代には多くの城に作られていた天守ですが、現存しているのは十あまり。これは安政に再建された伊予松山城の天守でしょう。 この句の工夫は、「安政」「令和」という ... "2024年2月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2024年1月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 ハッサム邸鏡のなかの冬帽子 藤江すみ江 「ハッサム邸」は神戸の異人館の一つ、重要文化財に指定されているのでご存知の方も多いと思いますが、知らなくてもこの名前から居留地などに建てられた西洋館だろう ... "2024年1月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2023年12月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 まだ土の乾ききらざる刈田かな 小山良枝 「刈田」は稲を刈った後の田んぼのこと。枯れ色になった切株が並んでいる風景は写真などでもよく見かけますが、この句の眼目は、まだ土が乾ききっていないという点。 ... "2023年12月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2023年11月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 曼珠沙華薬に作用副作用 飯田静 曼珠沙華の句は、凡そ二つの傾向に大別されるようです。一つは、観念や想像上の世界に遊ぶもので、【曼珠沙華われに火の性水の性 西嶋あさ子】が典型例。今一つは曼珠沙華そ ... "2023年11月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2023年10月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 明易や病衣の腕のバーコード 宮内百花 投薬管理のために、腕に巻く形状のものと拝察いたしました。一句、即物的に詠まれていますが、17音のなかに、様々で複雑な感情が織り込まれています。バーコードを付 ... "2023年10月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2023年9月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 サングラス一人になりて外しけり 小山良枝 サングラスの句は、大きく分けて2つの傾向があります。一つは、海がらみの情景や記憶を核にして詠んだもの。今一つは、自身の孤高や矜持あるいは妬心など、心模様 ... "2023年9月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2023年8月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 紫陽花や塗りたき色はまだ塗らず 板垣もと子  独創的で新鮮な捉え方にまず、敬意を表します。紫陽花の句は、その季感から、ウェットなムードを湛えているものが多いようですが、掲句には、明るさと熱量を感 ... "2023年8月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2023年7月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 突堤の釣り人に添ふ日傘かな 奥田眞二 作者は近くで釣りをしているのか、遠くから見ているのかはわからないが、突堤に日傘の人を見ることは珍しいので、目をとめたのだろう。 釣り人に「添ふ」で、釣り人と ... "2023年7月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2023年6月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 くすりともしない客席四月馬鹿 鏡味味千代 季語の「四月馬鹿」から、作者は舞台に立つ側だということが読み取れる。「くすりともしない」というのは、客席から笑い声が聞こえないというだけでなく、そもそも ... "2023年6月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2023年5月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 春暑しガラガラ声のフラミンゴ 千明朋代 動物園のフラミンゴを想像した。フラミンゴの色はきれいではあるが、見方によっては少しどぎつい感じがするものである。そのフラミンゴが「ガラガラ声」で鳴いている ... "2023年5月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2023年4月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 お向かひのただいまの声日脚伸ぶ 藤江すみ江 夕飯のしたくをそろそろ始めなくてはと台所に立つと、お向かいの家の小学生が帰ってきたようだ。その声につられて窓の外を見ると、まだ明るいのに気づき、春の訪 ... "2023年4月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2023年3月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 白鳥の首逞しく寄ってきし 佐藤清子 白鳥の首に着目したのが面白い。 その長い首はよく見ると逞しく、作者には首から寄ってくるように見えたのだろう。 白鳥は優雅なイメージがあるが、 どけどけと大白鳥 ... "2023年3月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2023年2月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 毛糸編む心だんだん前向きに 小野雅子 何か屈託があったのですが、「毛糸編む」うちに無心になり、いつしか前向きな気持になったのです。心の動きが自然に伝わってきます。(井出野浩貴)   ク ... "2023年2月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2023年1月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 旅人の伏し目がちなる焚火かな 小山良枝 「焚火」の前に立つと、原始人の感覚が甦ります。近年市街地での焚火が禁止されているのは残念なことです。この「旅人」は都会人なのでしょう。なにか屈託や事情を抱 ... "2023年1月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2022年12月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 午後からの散歩再開初紅葉 鈴木ひろか 秋の半ばを過ぎても暑い日が多く、これまでは散歩も控えがちだったのでしょう。「初紅葉」という季語は、すがすがしい秋の空気と日差しを感じさせてくれます。どこまで ... "2022年12月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2022年11月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 コスモスの手入れしすぎてつまらなく 荒木百合子 コスモスは外来種でありながら日本の秋の風景に馴染んだ稀有な花です。可憐でありながら自由気儘に生い茂る点に魅力があると言えましょう。「手入れしすぎて ... "2022年11月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2022年10月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 盆の月奥の部屋まで差しにけり 穐吉洋子 「盆」は本来陰暦7月15日であるから、この月は満月である。奥の部屋まで光が差し込んできたということは、満月が東の空に上ってきた時なのかもしれないが、窓のあ ... "2022年10月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2022年9月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 喉仏大きく動き生ビール 深澤範子 喉仏の動きだけを言うことで、ビールを豪快に飲んでいる様子から、泡の細やかなビールの色、ピッチャーの重量感や冷たさ、喉ごしの清涼感を描き出している。なんとも気分が ... "2022年9月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2022年8月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 あぢさゐの色のはじまるあしたかな 長谷川一枝 七変化とも言われる紫陽花は、土のP Hによっても、また時間が経つにつれても、色が変化することはよく知られている。 紫陽花ではまず、渡辺水巴の「紫陽花 ... "2022年8月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2022年7月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 食べぬ日もあるさと笑ひ月涼し 宮内百花 「月涼し」は、猛暑の昼が終わってほっと見上げた月が涼し気に見えるということであるが、人生を達観したような心の涼しさをも感じさせてくれる。 食べられないので ... "2022年7月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2022年6月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 囀の降りくるところ立子墓所 梅田実代 星野立子の名句、〈囀りをこぼさじと抱く大樹かな〉をふまえて詠んだ句だろうか。 鎌倉の寿福寺にある立子の墓を訪れると、聞こえてくる鳥の歌が、すべてこの墓へ向け ... "2022年6月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2022年5月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 一番に咲き星組のチューリップ 若狭いま子 幼稚園もしくは保育園の園庭での光景。 クラスごとにチューリップを育てていたのが、最初に星組のチューリップが咲いたのだ。星組の子どもの得意げな顔、他のクラ ... "2022年5月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2022年4月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 バス停は岬南端春隣 鈴木ひろか 春を先取りしたくて、海へと足を延ばした作者。 バス停が岬の南端にあるという事実を淡々と詠んでいるが、それが「南端」であること、また軽やかな措辞が季語の「春隣」と響 ... "2022年4月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2022年3月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 席題の出て静かなり置炬燵 森山栄子 今までにぎやかにおしゃべりをしていたメンバーが、席題が出された途端に句作モードに入ったのである。 置炬燵で句会をするのであるから、気の置けない仲間であり、しか ... "2022年3月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2022年2月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 寒鯉や池に石橋太鼓橋 飯田静 橋のリフレイン、中七下五のiの音の連なりが、声に出すとリズミカルで心地よい句である。 凝った造りの二つの橋からは立派な庭園の池だということがわかり、寒鯉の季語から人 ... "2022年2月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2022年1月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 ひと雨のあとの日ごとの柿落葉 緒方恵美 雨があがり、柿の葉の落葉に気づいた作者。きれいに色づいたまま散る柿の葉は、ことさら目をひく。一度散り始めると、落葉はどんどん加速していくが、その様子を「日 ... "2022年1月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2021年12月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 秋ともし心弱れば句も弱り 小野雅子 俳句実作者、それもかなり本気の作者の感慨ですね。弱らなくても、イライラしたり、忙しすぎると句が弱りますね。心が弱ったときになぐさめてくれるのは自然界の花鳥です ... "2021年12月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2021年11月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 コスモスは白思ひ出は遠ざかり 田中優美子 【講評】最近は臙脂色のコスモスが結構盛んに栽培されているけれど、ピンクが一番コスモスらしいと私は思っている。白コスモスはそれ自体が群生しているのではなく ... "2021年11月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2021年10月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 尾を立てて犬も潜れる茅の輪かな 松井洋子 【講評】ご主人と一緒について茅の輪くぐりのワンちゃん。嬉しくて尾が立っている。周りの皆が笑ってみている、そんな光景。(中川純一)   灯して過 ... "2021年10月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2021年9月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 ( )内は原句 煮えきらぬ音ひきずつて梅雨の雷 牛島あき 【講評】煮え切らない音、それはどんな音だろうか。特に雷の場合。言葉とすれば、一般的には人の発言がきっぱりしていないことに使われる。しかも ... "2021年9月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2021年8月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 雲の峰てつぺんきらと光りたる 田中優美子 【講評】もくもくと盛り上がった入道雲を見上げる作者。圧倒してくるその巨体。作者はそれを目でなぞり上げていって、そのてっぺんに、真珠のような輝きが少しだけ ... "2021年8月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2021年7月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 母の日の常より長き電話かな 小山良枝 【講評】お母さんは時々電話してくる。でも普段は娘も忙しいのだからとあまり長くは話さない。本当はできるだけ声を聴きたいのに。でも母の日はお互い遠慮なく長話をす ... "2021年7月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2021年6月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 春風を乗せて各駅停車出づ 水田和代 【講評】文字通り駘蕩とした一句になりました。「春風」の季題が微動だにせず、東風にも、薫風にも置き換えが効きません。一句では各駅停車としか語られていませんが、お ... "2021年6月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2021年5月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 比良比叡一望にして麦を踏む 小野雅子 【講評】湖東には一面に麦畑が広がります。そこからの光景と見ました。大景が余すところなく描けていて、句柄の大きな一句となりました。言葉の選択にも無理無駄がなく ... "2021年5月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2021年4月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 冴返る無人のままの観覧車 緒方恵美 【講評】一見、どこにでもあるような光景を描いた、客観写生のようですが、不思議なパワーを秘めた一句になりました。近未来の黙示録的な世界のようで凄味があります。 ... "2021年4月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2021年3月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 弟の彼女現る三日かな 鏡味味千代 【講評】正月三が日の元旦はしめやかに過ごし、二日は親しきが集まり打ち興じる(今年は別として)のが、大方の現在の正月のイメージだと思います。では、三日と言えば、そ ... "2021年3月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2021年2月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 角打ちの足早に去る師走かな 緒方恵美 (角打ちの足速に去る師走かな) 【講評】「角打ち」とは、酒屋さんの店頭に設けられた立ち飲みスペースで、一杯ひっかけることを意味します。「かくうち」と読み、清 ... "2021年2月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2021年1月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 母が袖持ちて御手洗七五三 三好康夫 【講評】シーンの切り取りがとても鮮やかです。歌川広重の江戸百のような、大胆な構図も魅力的で、袖の文様まで鮮やかに見えてきます。観察眼が行き届いています。一句の ... "2021年1月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2020年12月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 心地良き言葉ばかりやそぞろ寒 鏡味味千代 【講評】「心地良き言葉」とは、社交辞令のようなうわべだけの言葉のことでしょう。「ばかり」に否定のニュアンスがある上に、季語「そぞろ寒」が心情を代弁してい ... "2020年12月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2020年11月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 静かなる時間もありて運動会 山田紳介 【講評】喚声と音楽でにぎやかな「運動会」ですが、にぎやかさや活気を詠もうとすると常識的な発想に陥り、うまくいかないものです。この句はふと訪れた「静かな時間」 ... "2020年11月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2020年10月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 ( )内は原句 生き急げ生き急げとて法師蟬 田中優美子 【講評】八月下旬から九月にかけてやかましく鳴きつのる法師蟬に、夏が終わったことを実感する人は多いでしょう。秋は滅びへと向かう季節であり、蟬 ... "2020年10月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2020年9月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 シャッターの降りしままなり梅雨晴間 箱守田鶴 【講評】久しぶりの「梅雨晴間」に買い物に出かけたところ、シャッターを降ろしたままの店に気づいたのでしょう。今年詠まれた句なので、新型コロナウイルス感 ... "2020年9月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2020年8月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 達人は腰を下ろさず登山帽 島野紀子 【講評】上五中七までなんのことか明かさず溜めを作り、下五の季語で決めるという形が功を奏しています。腰を下ろさないのは山登りしている人なのですが、「登山帽」に焦 ... "2020年8月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2020年7月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 ハンカチをぱんと叩いて明日へ干す 小山良枝 【講評】「ぱんと叩いて」ですから、縁をレースで飾ったおしゃれ用のものではないでしょう。一日の 汗を吸ったハンカチではあるまいかと想像されます。「ハンカ ... "2020年7月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2020年6月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 春の川雲の流れに追ひつけず 小山良枝 【講評】雪解けで水嵩を増し迸る川も春の川には違いないが、季語としては明るくのどかに流れる川が「春の川」の本意である。 作者は穏やかな春の景色を眺めているうち ... "2020年6月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2020年5月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 休校の子らを誘ひて蓬摘 森山栄子 【講評】新型コロナ蔓延防止のため、春休みを待たずに休校になった。数日ならば嬉しい休みも、だんだん退屈になり体を持て余してくる。兄弟喧嘩も始まる。自分の子供だけで ... "2020年5月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2020年4月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 流氷の来たなと婆の言ふ寒さ 山内 雪 【講評】接岸は何時と毎年ニュースになる流氷。接岸するや、流氷原となった海を眺めに、砕氷船に乗りに、観光客はやって来る。しかしそこに暮らす人々にとっては、波音 ... "2020年4月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2020年3月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 冬の虹みづうみに生(あ)れ寸足らず 小野 雅子 【講評】夕立などの後に見ることの多い「虹」は夏の季語だが、冬にも立つことがある。寒々しい空に現れる冬の虹は七色も淡いが、幸運にも出会えた喜びと、儚 ... "2020年3月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む

2020年2月のネット句会の結果を公開しました。

◆特選句 西村 和子 選 探梅や見知らぬ人も句帳持ち 松井 洋子 【講評】「梅」「梅見」は春の季語だが、「探梅」は冬のうちに咲き出す梅を探して野山を歩くこと。冬枯れで寒々しい梅林を吟行していると、同じように梅を眺めながら ... "2020年2月のネット句会の結果を公開しました。" を続けて読む