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令和5年11月度 梟の会の記

◆令和5年11月11日(土)梟の会の参加者の一句◆

鳰潜り水の輪岸に届きけり
(鳰潜り水の輪岸に届きたり)
青木あき子

走り根に沿ひて湧きたる茸かな
佐野すずめ

夜空へと消えゆくけむり秋深し
(夜景へと消えゆくけむり秋の夜)
稲畑実可子

枝豆や七回裏で帰らうか
北村季凛

秋の日が美しすぎて大嫌ひ
田中優美子

黒胡麻をたつぷりかけぬ冬はじめ
(黒胡麻をたつぷりかけて冬に入る)
宮内百花

冬隣礼拝堂の椅子かたき
松枝真理子

うそ寒や見てもわからぬ心電図
井出野浩貴