知音 2026年1月号を更新しました
短 日 行方克巳 十一月十四日伊藤伊那男逝く 小春日の縁側問へばすでに亡き 午後の日のふたたびみたび帰り花 つくづくとしみじみと日の短かさよ 日短か天動説をうたがはず 鴨鍋の煮え立つまでをくだ/\と 一人とは一日の ... "知音 2026年1月号を更新しました" を続けて読む
知音 2025年12月号を更新しました
奥 山 西村和子 台風の来るぞ来るぞと逸れにけり 宮士に風ありとも見えず雁渡し 良しくれ七堂伽藍浮くばかり 撥捌き三者三様月の宴 手筒花火ほてりしづめの山の雨 金然きの小鉢も遺作菊膾 鎌倉の秋を惜しまんスニーカー ... "知音 2025年12月号を更新しました" を続けて読む
知音 2025年11月号を更新しました
各駅停車 西村和子 金島の次は祖母島稲の波 霧飛ぶや太郎杉より四郎杉 草の露蹴りつつゆけば靴光る 調律の一音一音露しづく 葛蔓空き家と見るや侵しけり 馬追や宿題歯磨き終へし子に 城山へおし移りたり鰯雲 軒先に城を常 ... "知音 2025年11月号を更新しました" を続けて読む
知音 2025年10月号を更新しました
アンダンテ 西村和子 トテ馬車の鞭は荒縄草紅葉 虻払ひトテ馬車を曳く尻立派 赤とんぼ連れトテ馬車はアンダンテ オルゴールひかり鏤め星月夜 秋水や夢二の女声ほそき さみしさを糧と生きけむ草の花 露草の露の干ぬ間に訪ね ... "知音 2025年10月号を更新しました" を続けて読む
知音 2025年9月号を更新しました
銷 夏 西村和子 鰻食ふためだけに会ふ宵の口 川風を招くうなぎののれんかな 鰻肝食ふや主治医に勧められ 家移りの委細は問はず鰻食ふ 連山の幾層倍の雲の峯 分水嶺越ゆや白雨に迎へられ 虹を呼ぶ嬬恋村の通り雨 バルコニ ... "知音 2025年9月号を更新しました" を続けて読む