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知音 今月号

知音 2021年1月号を更新しました

跳梁跋扈  西村和子 マフラーや口ごもるとき句が生まれ マスク捨てひと日の徒労葬りぬ 立錐の炎と化せりスケーター 午後の日の失せて筆擱く膝毛布 花びらのめらめら冷ゆるポインセチア 灯を消せばポインセチアの緋も消えし 狐火 ... "知音 2021年1月号を更新しました" を続けて読む

知音 2020年12月号を更新しました

柿博打  行方克巳 ちつちやな秋ちつちやな秋ちつちやな秋の小走りに 浅知恵の恋のあはれや菊人形 抱かれてお夏菊師の意のままに ハロウィンの南瓜のなかにされかうべ ハロウィンの化粧崩れのやうな奴 禅寺丸鵜は唖々とばかり鳴き ... "知音 2020年12月号を更新しました" を続けて読む

知音 2020年11月号を更新しました

万華鏡  行方克巳 冷やかに色を変へけり万華鏡 寝そびれて夜長を託つ灯なりけり 砲丸のやうな手触り長十郎 秋風や鯛焼いつも二つ買ふ ゆつくりと歩めば流れ秋の水 新涼のピアノに写りゐるばかり 風船葛手に手に別れまた楽し 蓑 ... "知音 2020年11月号を更新しました" を続けて読む

知音 2020年10月号を更新しました

夏炉焚く  行方克巳 母の庭荒れしままなる帰省かな そのことに誰も触れざる帰省かな 夏炉焚くしばらくここにゐて欲しく 昨夜の蛾の吹かれ覆らんと歩む あけたてのガラス戸に秋立ちにけり 荘出でし三歩に霧の深さかな ほふしつく ... "知音 2020年10月号を更新しました" を続けて読む

知音 2020年9月号を更新しました

ゲルニカ  行方克巳 凌霄の火柱に蝶あそびけり 鉋屑の風こそばゆき三尺寝 裸子に父の胡坐の玉座かな 人買の目をして妻の裸見る ゲルニカの馬が嘶き昼寝覚め 化けて出れば逢ひたきものを半夏雨 泳ぎけり無明長夜に抜手切り 晩緑 ... "知音 2020年9月号を更新しました" を続けて読む