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知音 今月号

知音 2022年5月号を更新しました

山  笑  ふ  行方克巳 春泥の頃となりけり深轍 そつぽ向く子の頬つぺたの春の泥 創業の遺訓棒読み新社員 起こさるることなく覚めし朝寝かな アスパラガスまた茹ですぎてしまひけり まんさくや見ての通りの為人 クレヨンのみ ... "知音 2022年5月号を更新しました" を続けて読む

知音 2022年4月号を更新しました

足らざるごとく  行方克巳 十本の鉛筆たのみ受験生 受験票すぐ皺々にしてしまふ うすらひの欠片夕凍みそめしかな しらうをや十全は足らざるごとく 寒きこと告げしや手話の五指胸に わらわらと燃えて目刺の目なりけり 焼海苔をば ... "知音 2022年4月号を更新しました" を続けて読む

知音 2022年3月号を更新しました

フェイク  行方克巳 ほつこりとしてむくつけき冬芽かな ひとつつふたつすなはち無数冬木の芽 葉牡丹の渦のむらさき濃むらさき 北風に首根つ子掴まれてゐる 寒鴉擬傷のごとく羽曳いて 豹柄のフェイクの男息白く 三叉路の次も三叉 ... "知音 2022年3月号を更新しました" を続けて読む

知音 2022年2月号を更新しました

人 日  行方克巳 二上山はいろせの山や初茜 甚五郎噺水仙活けながら 初雀図々しくて臆病で 首痛きまで北風に真向へり お日さまがにこにことゐる空つ風 人日の日ざしあまねく抱き枕 人日や情死のごとく足揃へ 人日のあからさま ... "知音 2022年2月号を更新しました" を続けて読む

知音 2022年1月号を更新しました

一昨日の冬  行方克巳 人影のさして萍紅葉かな 紅葉且散る石のうへ水のうへ 紅葉山夜々の漆黒塗り重ね まなうらの黄葉濃紅葉ねむりても 日めくりの一昨日の冬立ちにけり 筏なし柵しがらみなして散紅葉 綿虫や煤け給ひて祇王祇女 ... "知音 2022年1月号を更新しました" を続けて読む