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知音 今月号

知音 2021年11月号を更新しました

月幾夜  西村和子     悼 深見けん二先生 かんばせの老いて涼しき大人うしなりき 小望月かの世の句座も始まるか 月しろや修道院の空不穏 陰膳の整ひたりし月今宵 名月や瓊たまの帯なす六玉川 月明や地上に今も神隠し 冷蔵 ... "知音 2021年11月号を更新しました" を続けて読む

知音 2021年10月号を更新しました

乙 張  西村和子 秋蟬のとほき満ち干の未明より 供香よりひと日始まる濃龍胆 秋蟬の乙張めりはりも失せ呂律失せ 小気味よく水弾きけり秋茄子 束ねてもコードくねくね秋暑し おしろいの花や病める児覗きをる 窓掛がゆらぎたるの ... "知音 2021年10月号を更新しました" を続けて読む

知音 2021年9月号を更新しました

待ち伏せ  西村和子 首すぢに大暑の初光刺さりけり 垂直の千の沈黙青葡萄 向日葵の待ち伏せに会ふ夜道かな 短夜の寝覚の水腥き 短夜の川より衢明けにけり 川風に明易の床浮くごとし 落蟬やわが戸叩きてこときれし 子へものを書 ... "知音 2021年9月号を更新しました" を続けて読む

知音 2021年8月号を更新しました

梅雨籠  西村和子 七変化住み替はりしはいくたびぞ 紫陽花や小路隠れといふ昔 梅雨めくやどこかで鋼削る音 梅雨雲の行方たしかむ鼻眼鏡 門古りぬ枇杷の大木もてあまし 梔子のくりいむ色の絞りたて 小窓よりチェンバロの音時計草 ... "知音 2021年8月号を更新しました" を続けて読む

知音 2021年7月号を更新しました

卯の花腐し  西村和子 沿道の泡立つ卯の花腐しかな 卯の花腐しあづま路の果までも 独りに倦み卯の花腐しにも倦みし 段なして横山誘ふ青嵐 鶯老を鳴く東京を出る気なく 過ぎてより気づく師の忌や若葉寒 疲れ目を養ふ新茶汲みにけ ... "知音 2021年7月号を更新しました" を続けて読む