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知音 今月号

知音 2023年5月号を更新しました

春 動 く  西村和子 吊橋の彼方は鉄都春動く つちふるやかつて石炭積出し港 西国の山々まろし春夕焼 料峭の篁を攻む山気かな 手水鉢紅白梅の影沈め 籠れるは怒気か怖気か袋角 袋角どつくんどつくん血の通ふ 鶯に普請の音の活 ... "知音 2023年5月号を更新しました" を続けて読む

知音 2023年4月号を更新しました

京 へ  西村和子 こののちの四温をたのみ旅仕度 暮れきらぬ雪の伊吹の面構 雪の原越ゆやゆく手の茜空 寒靄や屏風と迫る比良比叡 先斗町出はづれ朧月高し しづり雪山門直下砕け散り 立春の音漲れり水路閣 満目の冬芽うずうず大 ... "知音 2023年4月号を更新しました" を続けて読む

知音 2023年3月号を更新しました

白 味 噌  西村和子 愚かなる人類に年改まる 身の軋み壁の亀裂も寒に入る 真夜覚めて微光不気味や寒の内 負けつぷり潔きかな初相撲 弓なりに堪へあつぱれ初相撲 破魔矢受く疫病えやみ三年祓ふべく 練るほどに白味噌艶冶小正月 ... "知音 2023年3月号を更新しました" を続けて読む

知音 2023年2月号を更新しました

去年今年  西村和子 木登りのはじめ冬木にかぶりつき 少年に腹筋冬木に力瘤 冬晴やサッカー少年いづこにも 働けるかぎり働くちやんちやんこ 客捌きつつ鎌倉の年用意 数へ日のいつもの茶房常の席 年越の塵も埃も我が身より 子ら ... "知音 2023年2月号を更新しました" を続けて読む

知音 2023年1月号を更新しました

憂国忌  西村和子 玲瓏と冬天朗々と鳶 禍事を祓へたまへや銀杏散る 手品師の鳩紛れをる冬日向 綿虫やひとりごころを嗅ぎつけて 綿虫や御納戸色を纏ひたる 憂国忌天の金瘡擦過傷 残照に梢をののく憂国忌 憂国忌罪悪感のいづこよ ... "知音 2023年1月号を更新しました" を続けて読む