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知音 今月号

知音 2026年3月号を更新しました

冬帽子    行方克巳 独酌の酒は「死神」寒四郎 嚙みしめて白湯の甘さよ寒四郎 大根一本水の重さのただならず 桜鍋につちもさつちもいかねぇと 手つかずのままの一稿冬灯 その男セザンヌといふ冬帽子 雑踏に紛るるための冬帽子 ... "知音 2026年3月号を更新しました" を続けて読む

知音 2026年2月号を更新しました

夢 か    行方克巳 河豚鍋やその大皿の青海波 鴨鍋やひとつ話題の煮つまって 鴨鍋や座布団のすぐ横すべり 鴨鍋の葱のしんなり残り福 日脚伸ぶ同んなじことを言ひさして 今生の迷子のふたり冬銀河 道ならぬ道をまつすぐ冬銀河 ... "知音 2026年2月号を更新しました" を続けて読む

知音 2026年1月号を更新しました

短 日    行方克巳 十一月十四日伊藤伊那男逝く 小春日の縁側問へばすでに亡き 午後の日のふたたびみたび帰り花 つくづくとしみじみと日の短かさよ 日短か天動説をうたがはず 鴨鍋の煮え立つまでをくだ/\と 一人とは一日の ... "知音 2026年1月号を更新しました" を続けて読む

知音 2025年12月号を更新しました

奥 山    西村和子 台風の来るぞ来るぞと逸れにけり 宮士に風ありとも見えず雁渡し 良しくれ七堂伽藍浮くばかり 撥捌き三者三様月の宴 手筒花火ほてりしづめの山の雨 金然きの小鉢も遺作菊膾 鎌倉の秋を惜しまんスニーカー ... "知音 2025年12月号を更新しました" を続けて読む

知音 2025年11月号を更新しました

各駅停車    西村和子 金島の次は祖母島稲の波 霧飛ぶや太郎杉より四郎杉 草の露蹴りつつゆけば靴光る 調律の一音一音露しづく 葛蔓空き家と見るや侵しけり 馬追や宿題歯磨き終へし子に 城山へおし移りたり鰯雲 軒先に城を常 ... "知音 2025年11月号を更新しました" を続けて読む